SG常連の若手ボートレーサー集団といえば、ニュージェネレーションが有名ですね。競艇予想のさいも筆頭格として活躍している選手といえば、2019年度賞金ランキング4位につけた桐生順平選手ではないでしょうか。
ここでは人気の高いボートレーサーである桐生順平選手について、また2019年度の成績を中心に紹介していきましょう。
自転車競技からボートレーサーへ
桐生順平選手は、福島県出身で登録期は100期という埼玉支部所属のボートレーサーです。1986年生まれでもともとは自転車競技を行っていたという経歴があります。
桐生選手には兄弟がおり、兄の卓也は競輪選手という環境。自身は身体が小さかったためボートレーサーを目指すこととなりました。
とはいえ、石川高等学校時代は自転車競技部に所属をし、全国大会にも出場を果たしているため、もともとの運動能力は高かったことが伺えますね。
師匠は同じく埼玉支部の70期登録選手、西村勝選手であり、気合いが入っているレース内容から現在でも目指すべき存在としてリスペクトしています。
桐生順平選手のレース戦
ボートレーサー養成所では、リーグ戦勝率7.37の好成績を残しており、内訳としては準優出7回、優出6回となっており、勝率は1位。卒業記念競走にも見事優出を決定させ、3着でフィニッシュしています。
デビューは2007年、地元埼玉の戸田ボートレース場でデビューを果たし、3着という成績でした。
その3日後の4日目の6Rであっさりと初勝利を挙げており、天才っぷりを発揮しています。
主な獲得タイトルとしては、SG第50回、52回総理大臣杯を戴冠。2014年に開催された記念すべき第一回G1ヤングダービーを制覇。
2016年に開催されたG1第61回関東地区選手権などがあります。そして忘れてはならないのが2017年に住之江で開催された第32回グランプリを制覇し、賞金王に登り詰めたことでしょう。
2019年度のグランプリも頂点こそ逃してしまったものの堂々の2着フィニッシュ。結果として賞金ランキング4位という上位でシーズンを終えることになりました。
2014年のPG1ヤングダービーを制してから、2015年はSGボートレースクラシック、2017年ではボートレースクラシックに加え、賞金王決定戦を制しており、ここまで残してきた成績は十分と言える内容です。
勝率が高く安定してシーズンを終えた2019年
2019年度の桐生順平選手はSG戦出走数64に対して1着を取った回数は10回。勝率にして8.58の好成績を残しています。
G1でも91度の出走で32回の1着となっており勝率は8.05。G2では8.75、G3でも7.91と高い勝率を年間通じてキープし続けたというところは、さすがの一言ですね。
好成績を残している集団であるニュージェネレーションの中でも、トップクラスの成績を残しており、今後の活躍も十分に期待できます。ボートレース予想で外せない選手の1人と言えます。
桐生順平選手の2019年度ベストレース
桐生順平選手の2019年度のスタートは1月8日に戸田競艇場で開催された一般戦49回埼玉選手権スポーツニッポン杯争奪戦での1着。
1コースを獲得しての最終日に1号艇ポジションからの逃げ一択での圧勝と2019年度は幸先の良いスタートを切った桐生選手ですが、2019年のベストレースをここでは紹介していきましょう。
G1太閤賞競走開設63周年記念
2019年度の桐生順平選手のベストレースといえば、6月に行われたG1太閤賞競走でしょう。シリーズリーダーとして参加をした桐生が準優も力の差を見せつけて押し切った形でファイナルの1号艇を奪った磐石のレース。
最終日は大外の野添が立ち遅れたものの、残る5艇が横一線という状況でのスタート。1マークの先取りに成功した桐生がそのまま押し切り、他艇をシャットアウトしての逃げ切りに成功したレースは必見です。
2019年度の桐生のハイグレードレースの決まり手は全て逃げというものであり、展開予想だけなら当てやすいのも特徴。全てのレースで圧巻の逃走劇を見せつけてくれたと言えるでしょう。
福岡チャンピオンカップ開設66周年記念競走
2019年度の桐生順平選手のベストレースとして次に挙げるのは、福岡チャンピオンカップ開設66周年記念競走です。
桐生選手を筆頭にして、賞金ランキングを独走していた毒島、女王レースの単独トップをキープしていた大山が参戦していたこのレースを制したのは、2019年に開催されたレースの中でも熱いレースのひとつと言えるでしょう。
競艇の予想屋としては残念でもある一番人気舟券という結果だったものの、太閤賞の圧巻の逃走劇の再現ともいうべきレース内容に「桐生は強い」という印象を抱いたボートレースファンも少なくないレースでした。
競艇学校時代から高い勝率を誇っている桐生の才能を垣間見れる磐石のレースが福岡チャンピオンカップと言えるでしょう。
人気ボートレーサー桐生選手のまとめ
2017年度の年間チャンピオンが、2019年度は4着に沈んでしまったシーズン。まさかのアラフィフレーサー吉川の復活劇に後手を踏んでしまった格好の桐生だったものの、2020年度はふんどしを締めなおして望むシーズンになることは間違いありません。
精鋭が揃うニュージェネレーションの中でも筆頭格の桐生が意地を見せたいシーズンであることは間違いなく、ボートレースファンの競艇予想でも期待がかかります。
コメント